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一日一日 マジ 奇跡の連続なり

俺の心のよりどころ

注意:やたら長いから時間がある時でええで



俺は大学1回生の11月

あるサークルに入りました。

アコースティックノーツというバンドサークルです。


学祭でライブ(りょうえいさん)を見て

「これなら俺のほうがやれるや」

と思って、入ることに決めました。


今思うと最低の理由だなww


初めてのミーティングは

あきらと二人でいって

教室の前で

なにやらいけ好かない眼鏡野郎と目が合いました。


俺の親友のたろうです。


俺は

まず第一印象から人を嫌う人間ですが

こいつは特にいけ好かない

と思ってました。



迷彩パンツにティンバーで

誰よりも第一印象が悪いのは自分だって

気づいていないのが俺です。


すべてはここから始まりました。


練習にも顔を出しました。


でもやっぱ時期が時期なだけに

すでに俺とあきらの居場所はなく

常に孤独でした。


それでも毎日のように通いました。



目の上のコブみたいに見られているのもしっていました。



でも

そんな時

俺をバンドに誘ってくれました。


ドラムはあのいけ好かない眼鏡でした。


同い年だと知ったのはそのときだったかな?


彼は大学からドラムを始めたらしく

確かに上手とはいえませんでした。


でも

いつも時間があれば

ドラムを叩いている彼の姿に

好意をもてました。



話してみると

とても気さくで

タダでさえ細い目を

線にして笑う顔が

俺は好きになりました。



短い間だったけど

JIZZでライブした期間も好きだった。


曲名を考えるときに

思いつきで言った言葉


それが

ジョイフルで

3人とも同じ言葉を

バンドの名前を決めるときに言ったよな?


「ねんねこにゃっく!!」


運命なんて信じないし

大嫌いだけど


この時は

その言葉を信じてしまった。


JIZZを解散して

たろう、ゆうた、俺の三人は

新しく歩き出した。


毎日が楽しかった。


心から笑えてた。


ねこの曲が出来たとき

なんでもやれる気がした。


プライベートでもバカやってたな。


オープンキャンパスで

国谷がやったこと


未だに思い出すと笑えるw




鳥取合宿

移動中の車内も

ついてからのグダグダも

飲み会も

夜中の肝試しも

初めて見た砂丘も

帰りの車内も


最高に楽しめたのは

その時間を

お前と共有できてたからだ。


合宿が終わり

一週間もしないうちに

俺はどん底に落とされる





「たろうは純道のことが大嫌いだって」





信じられなかった。

あれだけ楽しい時間を過ごしたのに?

あの曲に声を入れてくれたのに?

俺の一番の笑顔をさらっていったのに?

お前は笑えてなかったのか?



電話をきってから

一時間くらいなにもできなかった。


あまりにショックすぎて

それが嘘だなんて考えもしなかった。


でもな

答えは決まってたんだ。


どれだけ嫌われてても

憎まれてても

俺はたろうが大好きだから。


大好きになっちゃったんだから。


そこはもう変えられない。


だったら

たろうに好きになってもらえるように

俺が頑張ればいいだけじゃないか。



気づいたら

PCに向かって

無心でリリックを書いてた

「taro」
零れかけた涙は何があっても 俺が拭いきってみせるさ
なにはなくとも 俺とお前を繋ぎとめてくれる一曲がある
それだけでいいさ 例え憎まれてても
零れ落ちた涙が泣きたかった俺の気持ちにそっと染込むんだ
まだだな お前にとっちゃ俺の存在は目障りなのかも
それでもいいさ  俺はお前の友達だろ?




その後

少し冷静になって

「嘘」という可能性に気がついた。


でも本人にはきけるはずもなく…


だから俺は

たろうのことを一番知っている

くにやのところに相談にいった


彼の家に行く途中で

たろうに会った


どんな顔をすればいいのかわからなくて

軽く挨拶して

逃げるように去った。


くにやの家について

話を聞いてもらおうと思い

口を開いた。



「親友だと思ってた奴が

裏では自分のことをものすごく嫌ってる。

お前だったらどうする?」


その質問にくにやは

そんな人とは縁を切るって言うたよな。


でもな

その親友のことが

好きで 好きで


ほんとうにどうしようもなく大好きで

いい奴だったら


そうもいかないんだよ



泣きながらだったから

なにしゃべってるか聞き取りづらかったやろ?

ごめんな。


「その友達がたろうなんよ」


くにやはびっくりしてたなぁw


「そんなわけないやん!!

ゆうちゃんは純道のことむっちゃ好きやで!

何回も聞いたもん。」


嬉しかった。

本当に安心した。


でもな

その次にお前がくれた言葉がな

その時一番嬉しかってん


「僕も大好きやし!!!」






俺な

正直、いっつもウザい絡みばっかりして

絶対に嫌われてると思ってた。


やから、

俺もくにやが大好きやから、


ほんまに嬉しくて


嘘でもええねん。

そういってくれて

ほんまに俺は救われた。


ありがとうな。


帰ってから

曲のVerse3を書いて

「taro」は完成した。



たろうのほんまの気持ち

ずっと聞けずじまいやったけど

この前

ちゃんと聞けてよかった。
















あれ?

アコについて書こうと思ったら

たろうについてしか書いてないやんΣ (゚Д゚;)?!



まぁ

それくらい好きってことや(*´∀`)



細目で

自分が一番おもしろいって自負してて

でもほんまにおもしろくて

泣き虫で

努力家で

辛さを後輩に見せなくて


いい奴で


俺の親友で




何年か先 俺とお前にガキができた時

「お前に似てアホっぽいな」って言葉を言い合って

ムキになって ガキの前でガキになれる俺らは

いつまで経っても


友達だろ?






愛してんで
by hitem | 2006-11-08 22:23 | 吐露
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そうだね。人生いやなことの方が多いんだ。

by hitem
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